しっしーのお計算ん向上委員会

計算の解説に究極特化してます。計算は、すっごくたのしい遊びだよ!!

通分・6の巻

f:id:manaveemath:20181213151709j:plain

 

こういうの、イヤらしいわ~

 

文字が2つ出ちゃったよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:manaveemath:20181213151717j:plain

f:id:manaveemath:20181213151725j:plain

f:id:manaveemath:20181213151735j:plain

 

4行目、その下にあるメモに注目。

 

( x + y + 2xy )( 1 + x + y ) 、コレ普通に計算したら9回も展開させられるんですよ。

 

しかも式を見るに( 1 + x )( 1 + y )( 1 + x + y )も後で展開することが確定しています。

 

何回も展開していたらどっかで間違えちゃう、なので文字が複数あるから特定の1文字についての多項式と見る作戦でいきましょう。

 

今回はyについての式と見なし、xは定数扱いにして

( x + y + 2xy )( 1 + x + y )

= { ( 2x + 1) y + x }{ y + ( x + 1 ) }

と見て f(x) y2 + g(x) y + h(x)  という形にします。

 

5行目も同様にして計算します。

 

いや~、繰り下がりが無くてほんっとうにありがたいですね。

 

作問者に感謝感謝です(いつぞやのプロアクティブCM)!

 

で、xyでくくって7行目の答えが得られます。

 

 計算が終わって気になることが出てきまして、与式を

x / ( 1 + x ) = 1 - 1 / ( 1 + x )

y / ( 1 + y ) = 1 - 1 / ( 1 + y )

( x + y ) / ( 1 + x + y )

= 1 - 1 / ( 1 + x + y )

 

と変形したらどうなるんでしょうね?

 

後々検証してみたいです。