しっしーのお計算ん向上委員会

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なぜ数学をするのか?勉強するのか?

(読了予想時間:7分)

 

かのクラーク博士はこういった、「少年よ大志を抱け」と。

 

その言葉をもじって「少年よ野心を抱け」というタイトルである先生が卒業文集に寄せ書きを書いた。

 

大学生の頃までの自分に野心なんてものは無かった。

 

将来はどこかの会社に入って働いて…、そんな一生を送るのだろうと思っていた。

 

しかし、今なら言える、「自分には野心がある」と。

 

 

 


で、自分の抱いている野心とは何か?それは

 

数学で地球を救う

 

ことである。

 

そのために数学をしている。

 

しかし、今あなたの頭の中にハテナが浮かんでいるだろう。

 

それもそのはず、何で数学が地球を救うのかが分からないからだ。

 

だから何で数学が地球を救うのかを説明する。

 

その前に、昨今の数学を取り巻く現状について言及する。

 

 

 


自分が感じるに、かなり多くの人が数学は役に立たない、使えないと思っているのだろう。

 

このことに対して3つの理由から反対する。

 

1つめは、そもそも学校で習ったことをそのまま使おうとしてはいけない、ということだ。

 

自分は今まで4年間アルバイトをしてきたが、算数はともかく、中学、高校数学で習ったことは一度たりとも使わなかった。

 

だから数学は使えない…ことはない。

 

これに対して詳しくは サクデジ中学数学で答えているからそちらを見てほしい。

 

 

 


2つめは、そもそも普段から当たり前のように数学を使っている、ということだ。

 

この文を読んでいるということは今、スマホやパソコンなどを使っているだろう。

 

それらは雑誌『Newton』によると、量子力学という学問を無くして誕生しなかったそうだ。

 

その量子力学に「シュレーディンガー方程式」というものがある。

 

それは次の式で表される。

 

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何が何だか分からない?

 

心配ないそれは俺もだ。

 

俺だってチンプンカンプンだ。

 

でもその中に見たことのある記号があるのではなかろうか?

 

そうだ、 i だ。虚数単位 i だ。

 

スマホやパソコンを作るには量子力学という学問が必要だ。

 

その量子力学虚数を前提にして成り立っている。

 

つまり、虚数無くしてスマホ、パソコンは使えない。

 

HIKAKINあぼーんはじめしゃちょーぽくぽくちーんとある男が授業をしてみたの葉一さんげきちーんヨビノリたくみさんごうちーんワタナベ〇ホトgoodbyeあそいつは別の理由か

 

虚数は数学の一分野だから、「虚数を使う=数学を使う」といえる。

 

よって、スマホやパソコンを使っているならばあなたは今、数学を使っている。

 

 

 


最後の3つめだが、何らかの理由があってみんな数学に対して良い思いをしていないのではないかと思う。

 

理解度には個人差があるから聞いてすぐに分かる人とそうじゃない人がいる。

 

分からないなら分からないで放っておければいいが実際にそんなことは出来ない。

 

…テストがあるから!!

 

数学に限らず、分かる分からないには個人差がある。

 

だから授業を受けたけど分からない、解けない、ということはやむを得ない。

 

今はダメだけどいつか必要になったら…と出来れば良いが、テストがあるからそんなわけにはいかない。

 

で、分かんないまま受けて低い点数をとる。

 

そのとき周りは、特に親はどう反応するか?

 

「伸び代がいっぱいあって良かったね」などとほめられはしなかっただろう。

 

点数の低さを怒られただろう。

 

高得点をとらなければダメだ、などと言われただろう。

 

その結果、

 

勉強する、学ぶということは、試験で高得点をとることだ。

 

という考えに至ったのではないか。この考えは、何も悪いことだけではない。

 

 

 


そもそも学ぶという行為に限界、ゴールは無い。

 

その気になればいくらでも知ることができる。

 

しかし、知れば知るほど、自分の踏み込んだ世界は広いんだ、自分は何も知らないんだと思わされる。

 

しかもゴールは見えないし自分の現在の到達点すら分からない。

 

だから大抵の人は不安になる。

 

その不安を取り除くには?

 

自分の今の到達点を知るための手段があればよい。

 

そう、その手段こそ他でもない、みんながイヤイヤ受けてきた「テスト」なのだ。

 

自分の現在の到達点を数値化し、自分が今どれだけ分かっているかを可視化するためにテストはある。

 

だから精神安定のためにもテストは有効なのだ。

 

しかし、あまりにも有効すぎてテストは重要視されすぎてしまった。

 

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だからみんなして

 

学ぶということは、試験で高得点をとらなければいけないから苦しいものである

 

という誤った認識を抱いてしまうのだ。

 

 

 


そもそも「学ぶ」とは、人でも物でもいい、なんでもよいからその

 

相手のことを知る、理解する

 

行為のことをいう。

 

学ぶことによって相手に対して何ができるか?という問に答えやすくなる。

 

100%、とまではいかないかもしれないが、0%からは脱却できる。

 

相手に対して何かしてやれることで相手はハッピーになる。

 

したがって最長で9年間受けさせられた義務教育は、

 あなたにとって大切なのを幸せにするためにある

 のである。

 

 

 

何で勉強しなければいけないのかって?

 

答えはカンタン、

 

未知なる物事に向き合い、「そういうものもある」と許容するトレーニングを行うためである。

 

ストレス耐性の5000兆倍重要な、未知の物事への耐性を付ける為である!

 

あと少年革命家ゆたぼんイズムを踏まえて言うと、

ロボットにならないようにする

為である!!

 

・・・だって自分の好きな人が「最近、米津玄師聴いてる」とか「あいみょん聴いてる」と言うたらたとえ今まで聴いたこと無くても聴くやん。

 

Lemon聴くやんマリーゴールド聴くやん。

 

あの人とお近づきになるために絶対聴くやん。

 

とりあえず今は、「親友や好きな人をハッピーにするために勉強をする」という認識で構わない。

 

「いやちょっと待って解釈がぶっ飛びすぎだよ」と思われたかもしれない。

 

だがひとつ聞きたい。

 

「義務教育?試験で高得点をとるための意味の無いやつだよ」。

 

または

 

「義務教育は、あなたにとって大切なのを幸せにするためにありますよ」。

 

あなたが受けてきた9年間は前者後者、そのどちらであって欲しいですか?

 

 

 


とまあ、義務教育にはちゃんとした必要性がある。

 

しかし、現状では学ぶことに関して誤った認識を抱いてしまっているから皆、学問を良い目で見ていない。

 

問題は、その認識を政治家、国会議員あとそこいらのジジイも持っていることだ。

 

試験で良い点数が取れたとしても、何のために学んだのかが分からないからイヤなものと思っているだろう。

 

国の予算から教育にどれだけ割り振るかを決める人たちが教育、勉強を好意的に見ていないから教育関連に予算を与えてくれない。

 

2012年にiPS細胞でノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥教授は今もCiRAという組織で研究している。

 

しかしそれを運営するのに募金を募っている。

 

ノーベル賞を受賞した人でさえコレだからほかの研究者たちは言うまでもない。

 

だから数年、数十年、あるいは数百年後~に自分、自分以外の存在の役に立つことを見つける、実現するために必要な研究が十分に出来ない。

 

なぜ教育分野に金が無いのかというとそれは教育に予算を割り振る人達が

 

「勉強、学ぶ=試験で高得点をとらなければならないもの」

→自分に苦痛を与えるもの

 

と考えているからだ。

 

 

 


日本が学問、教育によって得られる科学技術の取得に力を入れないのは、危うい。

 

山中伸弥教授が著書『走り続ける力』にて

「科学技術は、国を支える屋台骨と言えます。日本の将来は科学技術にかかっていると言っても過言ではありません。」

と述べている。

 

そもそも日本は、十分な食料を自国で調達することが出来ない。

 

事実、サイト 『農林水産省』では日本のカロリーベース食料自給率は38%(平成29年)と発表している。

 

じゃあどうするか?外国から食料を輸入する。それで食料問題は解決する。

 

…で、果たして外国はタダでメシをくれるのか?こちらのギブ無しにテイクしてくれるのか?

 

あなたはタダで、給料を1円ももらうことなく今いる会社で働きたいだろうか?

 

…その答えと同じだ!外国だってそうだ!!

 

自分:給料:労働力 = 外国:テイク:ギブ 

 

なんだよ!!!

 

日本が外国に何かを差し出す。

 

だから外国はわが国にメシをくれる。

 

代わりに何を差し出す?

 

車などの機械だ。

 

サイト『JFTCきっずサイト』より、2000年以降、最多輸出品は自動車、次に多いものが半導体等電子部品である。

 

で、その機械等は作るために何が要る?技術だ。

 

その技術はどこから得る?学問だろう。

 

だから日本は学問に力をいれなければならない。

 

 

 

 


技術を見つけるのに使うのは理系学問だ(といっても文系はいらない、のではない。他人と関わる以上、無くてはならないものである)。

 

それはほぼ100%数学を使うのだから未来の研究者たる学生は数学に習熟していなければならない。

 

 

 


教育に予算がたくさん割り振られる、加えて研究者がちゃんと数学を分かっていることによって例えば食料問題や環境問題(の解決に数学を使う)は解決につながる。

 

否、解決する(私は福島県民だが、福島のために出来ることがあるとすればそれは放射性物質を完全密閉する容器を作る研究者のサポートをすることだ)。

 

よって、教育によって得た技術が地球を救う。(その根拠はどこにあるのかって?シン・ゴジラ を見ろピエール瀧がチラッと映ってる?そんなんどうでもええやん!!!

 

しかし、その技術を得る、使う過程で数学を使う。

 

だから、数学が地球を救うのだ。

 

それを実現するために私は数学をし、このサイトを使って様々な情報を発信する。