4.その数のままにわがままに僕も君も引き違えない
先に一つ申し上げます。
見たらリツイートしてほしい
今回紹介する計算は、まさにそうしてもらうだけの価値があるからです。
前回で引かれる数や引く数を変形して繰り下がりを回避する引き算をしました。
6225 - 893 では。
こうすることでミスの原因、繰り下がりをせずに済みます。
しかし、計算するのに5行も費してます。
たしかに数値変形して繰り下がりしない引き算はミスを減らします。
一方、どうしても計算量が増えてしまいます。
ですから下のように計算します。
何だこれ?と思ったでしょうから、これから説明します。
まず、6225 と 893 の各位の数を見ましょう。
なお、893 の千の位は0とします。
まず、ケタ毎に引き算した値、すなわち 6 , -6 , -7 , 2を引かれる数である 6225 の下に書き込みます。
するとこのようになります。
答えの一の位はすぐに分かりますね。
繰り下がりがないから2です。
では、千、百、十の位は何でしょうか?
これは、6225の千、百、十の位の数「622」の下にメモした数「6 -6 -7」、それを 600 - 60 - 7 とみるのです。
-60 - 7 = -67、すなわち引く数67は100より小さいから 600 - 67 = 5○○ となりますね。
○○はそれ自身と67を足すことで100になる数であり、○○= x とおくと x + 67 = 100 ― ①を満たします。
方程式①を解くと x = 33 が得られます。
よって、○○=33です。
したがって5○○=533です。
が、なんと、
( 千の位 , 百の位 , 十の位 )=( 5 , 3 , 3 )
になっちゃうのです!
よって 6225 - 893 = 5332 です。
改めて計算方法をまとめます。
これから、いくつか例題を紹介します。
ただし、自分で問題を作り、実際に手を動かして解きましょう。
( 0 は -0 と直す、これ大事!!)
と、このように計算します。
それでは下の計算をしてみましょう。
練習問題は こちらからどうぞ。